短い3足。省略された鬼面に不遊環が付く。銅質は宣徳銅といわれる香炉。本来は全面鍍金が施されていた。底裏には「大明宣徳年製」と陽刻される。銀火屋は我国の誂え。 宣徳銅は銅に鉛を混ぜた合金であり、明の宣宗は宣徳3年(1428)鍛冶局を設けて諸外国の金属を集め、様々なものを鋳造した。香炉は本来仏器や聞香の器の転用であり、我国では茶席の雰囲気を崇高なものに引き上げてくれる茶道の中でも特殊な位置に置かれる。