DK-209 鍍金銀青銅竹節薫炉
時代: 前漢時代 、サイズ:高さ 43.5cm
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竹節上の高足が付き、蓋は博山炉に似て頂上に鳳凰が止まる。全体に金銀鍍金を施す台座は圏足形に作り蟠龍3匹が透かし彫りされ、竹節形の柄は鳳凰3羽が透かし彫りでもって取り付けられている。炉の柄は五節に分かれる。
盤の口縁中部、台座の上半分には銀メッキの突帯が一周する。華麗で見事な作行きの香炉であり、相当な貴人の用具であったろう。1981年陝西省出土、陝西省茂陵博物館蔵出土品 高さ58cmの類品が紀年銘を伴なうことで知られる。銀鍍金博山炉の白眉、焼物とは違った銅器ならではの厳しい造型は魅力ある。
博山炉は漢代の香炉でも最も流行した形で、以降唐代まで続いた。六朝時代の博山炉盛行の様子は、仏前に彫刻された書例によって知ることができる。
近時洛陽郊外墓出土。








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