陶俑  Page2 | Page1
CT-039 CT-040


青釉俑


彩陶人頭壺

● 時代 : 北斉〜隋時代
● サイズ : 高さ 31cm×横 8cm×奥行 6cm
● 価格 : \ 問い合わせ

揚子江の中・下流域地域では呉から西晋時代にかけて青磁の俑が作られた。細部の描写は刻線を中心に力強い印花でなされ、顔や衣冠服に像の現実感が表現されており、当時の職人達の優れた芸術的才能がうかがわれる。青磁釉の俑は断続的ながら唐代まで続くが、俑製作の中心的なものとはなりえなかった。
● 時代 : 新石器時代(仰詔文化半山類型)
● サイズ : 高さ 36.5cm×胴径 30cm× 25.5cm
● 価格 : \

胴前後には両手を広げた人物文。左右には丸文が黒・褐色で描かれる。双耳は前後に付く。
当時の人々の原始的な審美眼や生活に対する愛着がうかがえる。彩陶の成形は手で造られたもので、縄状の粘土を輪積みする方法で成形されており、線は柔らかである。類品は出光美術館に納入。

参照 : CT-032
参照本 : 館蔵名品選 第2集 出光美術館
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CT-037 CT-038


彩陶人面器口瓶


加彩女子俑

● 時代 : 新石器時代(BC5000〜2500年頃)
● サイズ : 高さ 20cm×胴径 9cm
● 価格 : \

廟底溝類型。造形は古拙で手法は簡潔。人頭のついた瓢形。顔は笑みを浮かべ、目・口・耳穴は貫通する穴が穿たれる。器身には弧形三角と斜線によって構成された連続文様が三周施されている。最古の人物陶塑。彩陶は絵画と造形芸術が完全に結合した独特の芸術である。

参照 : 中国美術全集 @工芸編 陶磁@
● 時代 : 北魏時代
● サイズ : 高さ 22cm×横 6cm×奥行 7cm
● 価格 : \


参照 :CT-027
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CT-035 CT-036


彩陶人面器口瓶


加彩楽人俑

● 時代 : 新石器時代(BC5000〜2500年頃)
● サイズ : 高さ 26cm×胴径 13.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

廟底溝類型。
胴部には中心に天を配する円形を主軸に渦巻く文様が描かれ、人面が装飾される。眼・口は貫通する穴を耳・鼻穴にも穴が穿たれ、髪部は線刻されている。赤褐色の胎土である。儀式に用いられたものであろう。甘粛省博物館蔵の類品が知られる。類品は新潟(薬照寺)に納入。

参照 : CT-001
参照本 :
中国国宝展 2000
薬師寺所蔵品図録A 中国の陶磁
● 時代 : 北魏時代
● サイズ : 高さ 29.5cm×胴幅 7cm×奥行 6cm
● 価格 : \

柔らかく暖かそうな帽子を被り、笛を持つ楽人。出行儀杖の様を表わし、騎兵などと共に陶製の牛車の回りに置かれていた。

参照 : CT-009
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CT-033 CT-034

加彩女俑

彩絵灰陶侍俑
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 23cm×横 6.5cm×奥行 4.5cm
● 価格 : \

ゆったりとした衣服を纏い、淑やかに佇む待女俑 。長袖を前に組んだ腕の上には愛玩用猫が抱かれている、類品の少ない俑。髷を高々と作法へ結い上げ、数本の線を伸びやかに引いて衣の皺を簡略に示す一方、髷・眉・眼には墨彩、口には朱彩を施す(猫の目には墨彩・耳・口には朱彩)。京都国立博物館蔵の狆を抱く女俑が著名であるが、動物を抱く女俑は稀少。猫・狆などは当時の貴婦人のペットであった。この姿は唐時代の壁画にみる美人図とも共通する。

参考本 : 平凡社版 中国の陶磁A 陶俑
● 時代 : 漢時代
● サイズ : 高さ 25cm×横 9cm×奥行 6cm
● 価格 : \

CT-024 と同墓より出土。数十体の内、彩色が美しく残る品は僅かであった。
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CT-031 CT-032

加彩女子俑

彩陶人頭壺
● 時代 : 唐時代(AD700〜750)
● サイズ : 高さ 37.3cm×横 11cm×奥行 9cm
● 価格 : \

異形な高い髷と髪を細く大きな環状に結い、異様な上着と下裳とは舞妓であることを物語っている。霓裳羽衣の曲−これは玄宗皇帝が月宮に遊び、月女(嫦娥)が桂樹の下で舞うのを見て作ったという。上衣の左右に鰭を漂わすのは霓裳に他ならない。腰は飽くまで細く、袖は飽くまで長い。この世のものとは思えない崇高さは、まさに月女であろう。
両手を前で案じているのはその踊りの一節。その上に朱・黄・青色で表裏全体を美しく彩色する。ひき眉・ひき目・くろ目・唇までよく残り、胸元には粒状首飾も飾られる。裙の裾からは靴の先が見える。実に女らしく気品の溢れた女子俑である。唐代における嫦娥の踊りは唐鏡の文様に暫々見られる。彩色を始めとする保存状態がこれほど良い作品はかって見ない。すらりと端麗な姿は宮中で選び抜かれた美女を思わせる。佳品である。髪型は異なるものの、大阪市立東洋陶磁美術館・永青文庫に類品が知られるが、はるかに凌駕する出来。洛陽収蔵家より数年がかりの懇情で入手。
頭上の大きな髪飾りを持つ類品は陝西省歴史博物館の所蔵品が知られる。ほっそりとした体つき、加飾法から玄宗皇帝の時代よりは早い7世紀の終わり頃の特色が見て取れる。

参考本 :
1. 「長安陶俑の精華 」
2. 平山郁夫コレクション 「ガンダーラとシルクロードの美術」
3. 「大唐王朝の華−都・長安の女性たち」
● 時代 : 新石器時代(甘粛仰詔文化半山類型)
● サイズ : 高さ 31cm×胴径 29.5cm×奥行 26cm
● 価格 : \ 問い合わせ

頂上に二管が付き、口・鼻穴・耳穴を穿けた人頭と胴部に半環状の把手が付く。胴面は鋸歯文・網文などが規則正しく黒色・赤色顔料で描かれる。半山類型の彩陶は馬家類型のそれよりも一段と種類が多く、且つ精緻で美しく又器形もバランスよく整っていて豪華絢爛たる半山型の彩陶を形成している。

今日、中国美術の愛好家なら彩文土器を知らない人はいないが、1921年に発見されるまではこの時代のあるいはそれ以前の中国文明の展開について全然知られていなかったことを人々は忘れがちである。
類品は出光美術館に納入。

参考本 : 「出光美術館蔵名品選 第2集」
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CT-029 CT-030

黄白釉舞女俑

黄釉加彩騎馬女子俑
● 時代 : 初唐時代(7世紀)
● サイズ : 逆立ち俑 / 高さ 16cm×横 8cm
● 価格 : \

態様の相違する4体の踊俑。一体は逆立ちしアクロバット的。大きめのゆったりとした袖、だぶついた裾の衣を着け、体つきは太めで丸みを帯びたふくよかな姿。雑技は唐時代において、皇族や貴族の娯楽として盛んに演じられ、又寺院などでも行われていた。しかしその姿を表した俑や壁画は少なく、これらの雑技俑は具体的な様相を知る上で貴重な手がかりとなる。漢・唐の人々にとって宴の席に繰り広げられる歌舞や雑技は興を高めるだけでなく、富貴安楽の象徴でもあった。舞人の一瞬の動きを捉えた4体の表現には陶匠の巧みさがある。唐時代の陶俑は装飾性が豊かで変化に富んでおり、特に動きを強調した表現はさながらアニメーションを見るかのようである。しかし盛唐期を過ぎ、貴族社会が崩壊すると、陶俑の製作は急速に衰退していった。
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 41cm×横 27cm×奥行 10cm
● 価格 : \ 問い合わせ

短衣(衫)の上に半袖の上着(半臂)をつけ、裾をはいて馬に跨る。右手は体側に垂れ、左手は手綱を掴むような仕草をする。頭巾様な被り物を付けた上に笠状の帽子を被る姿は類例を見ず、斬新な形制である。馬は前肢を突っ張り下を向いて口を開け、その背には雲文の飾られた鞍を負う。馬に乗る女性の姿には時代の気風が端的に示されていよう。淡い黄色の釉薬を施した上に、白・黒・朱で彩色するという新出の技法を逸速く採用し、魅力ある造型としている。隋と唐の初め頃は女性が外出するときには全身を覆い隠す為に被るべき羅が用いられていたが、高宗の永徽年間になって西洋のベールに近い網状の幃帽に変わっていった。幃帽は藤の蔓で骨組みを造り、平たくて薄い筵で覆い、女性がそれを被るときには周りの網に飾りを付ける。しかし開元年間以降は、胡帽が流行し、女性達は出掛ける時に化粧をして顔を隠さなくなった。
女性の姿には若々しい溌刺とした生気が溢れて前方を見つめる表情は明るい。髪型・化粧・服装などいずれも当時の貴婦人の間で流行したものであり、唐代女性のファッションを考える上でも重要な作品といえる。西安業者長年月秘蔵品。懇請により入手。
同類品が陝西省鄭仁泰墓(AD664)から出土しており、同時代の作品と知れる。それは陝西省歴史博物館の目玉であり、唐時代の騎馬女子俑を代表する名品として著名。埋葬した俑は単なる造型作品としてばかりでなく、宮廷をはじめとるす上層階級の人々の習俗を具体的に物語る資料としても重要。
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CT-027 CT-028

加彩女子俑

加彩女子俑
● 時代 : 北魏時代
● サイズ : 高さ 21.5cm×横 6.2cm×奥行 6.5cm
● 価格 : \

北朝の俑類は総じて作りが扁平で、この像の体幹はふっくらと厚みがありほぼ体を忠実に写した形になっている。右手で腰の辺りの裳を摘み上げているので、裾に前後とも斜めのたくり皺が走っており、あるいは歩行の姿を写したものかもしれない。裳全体の朱彩が美しく残る。微笑を湛えたような矛らかな表情がみられ、仏像に通じるような気品が現れていて如何にも北魏の俑らしい格調を漂わせている。北魏時代は仏教が流行、造寺・造仏が盛んに行われており、このような俑にも時代性を繁栄している。
● 時代 : 北魏時代(AD386〜534)6世紀前半
● サイズ : 高さ 18.5cm×横 10.5cm× 奥行 3.8cm
● 価格 : \

洛陽に遷都する以前の俑は全体としてずんぐりとした体型で、それは鮮卑族の典型的な体型であるとも言う。それに比べ洛陽遷都後の北魏俑は顔が小さく痩身である。服装には著しい中国化が見られるが、そこにはこの時期の北魏が推進した漢化政策の一端が示されるようである。今日で言えばスカートにあたる裳を胸高につけ、ウェストを引き上げることですんなりとした線を出すようにしている。前後型合わせで作り、顔は別作りにして後から挿入する。小型ながらも着物の裾や顔の表情には単なる型作りには終わらない丁寧さがうかがえる。
武人・文官・楽人俑と種々ある俑の中でもこの通称 「二人の少女」 「仲良し俑」といわれる女子が手を繋ぐ愛らしき作品は極めて稀少。渇望品として知られるもの。賦彩がよく残っていること、ことに裳の明るい朱はまことに鮮やか。古物は念ずれば通ずと言うことをまま経験することであり、いつも欲しい欲しいと思っていればいつかは来て下さるもの。20年越しの思いが通じ洛陽近郊墓より我手に。
※スウェーデンのグスタフ王コレクションが1971年日本で開催されたときのカタログ表紙はこの俑であって、中国古美術の大コレクターとしての王といえども愛玩すべき品であったのであろう。
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CT-025 CT-026

加彩騎馬胡人

加彩女子
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 30cm×横 25cm×8.5cm
● 価格 : \

彫りの深い顔をした胡人は馬上で強く体を捻り、目を怒らせる。後にはペルシャ犬の猟犬が乗る。大きな恫喝と共に高く振り上げた右手を振り下ろさんとするのは、馬に向かって威嚇する豹でもいるのであろう。
陶俑の制約上、四肢の描写は馬上の激しい動きに対して静けさを示しているが、激しい動きを伴う人物との複雑な絡み合いを遺憾なく捉えている作者の写実的な彫技は瞠目に値する。馬の騎乗する胡人の大きさと比べると現実よりはやや小さく思われるが、長い頸・目から真っ直ぐに伸びて鼻へと続く細い鼻筋を持つ小さめの頭部、短い胴と丸い尻、細く長い脚など現在のアラブ馬にも通じる特徴を見せている。皮膚の薄さ・肌の温もりまでも感じさせる表現の繊細さも8世紀初頭の長安の陶俑の質の高さを示している。同様作品として、猟犬が乗る品・猿が乗る品(参照本)等、動感に溢れる作品が知られているが、遺品は極めて少ない。唐時代には陵墓の壁画や陶俑に狩猟の場面を表すものが多く出土しているが、それらの中でも出色の一品。馬体には赤みの強い彩色が加えられ美しく残り、一層品格を高め魅力ある作品としている。
斉藤定刻の陶俑のどれをとっても異国の香がしないものはなく、自由な気分に満ち、何も躊躇うことなく純粋に造形し、力が漲っている。近時西安郊外墓より多数の優品俑と共に出土。
● 時代 : 唐時代(7〜8世紀)
● サイズ : 高さ 32cm×横 11cm× 奥行 9.5cm
● 価格 : \

頬がふくよかな女性立像。大きな髷を結い、薄緑色の上衣と赤色の長いスカートを身にまとい、薄青色の衿と上衣には梅花文が装飾されている。胸前には手鏡を持つ。顔立ちは涼やかで凛々しく高い気品が見事に写しとられている。
細密な彩色が施され、又彩色の保存状態の良さは特筆される美しさを保っている。髪型・化粧・服装など、いずれも当時の貴婦人の間で流行ったもの。唐代女性のファッションを考える上でも重要俑といえよう。近時西安近郊墓より多数の優品と共に出土。
かくのごとく唐朝文化を代表するような豊満な美人は大正7・8年頃、長安・洛陽の地に鉄道工事で発掘され、非常に珍しい美術上の発見として趣味人の間に喜ばれたのが始まり。保存完好というよりもむしろ完全であって、現代まで保存されたのが不思議なくらいといえる。
書斎にたった一人いて、折ふし書見に疲れた眼がふとこの美人俑の上に落つるようであれば、幸福・眼福この上なかろう。
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CT-023 CT-024

紅胎加彩騎馬打毬男子

灰陶加彩女子俑
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 24cm×全長 34cm
● 価格 : \ 問い合わせ

CT-020 と同墓出土。「打毬」は「馬球」 「撃毬」 「撃鞠」 ともいう今のポロ競技。
貞観年間に吐蕃から内地に伝わり、唐の太宗・玄宗はこよなく愛した。玄宗は技が優れ即位前のある日、彼は兄弟や皇女の婿などを誘っては吐蕃人と試合をし全勝。彼の提唱で多くの貴族や官吏・文学士・女性まで打毬遊びに熱中することになった。古代のスポーツは隋唐期に空前の活況を見せ、モンゴル相撲・綱引き・ブランコなどが広く流行った。その中でも最も流行ったのは馬球と足球であり、女性も参加した。馬球や足球は唐の時日本に伝わっている。ポロが発逹したのは、中国人による鐙の発明によるところが大きい。
● 時代 : 漢時代
● サイズ : 高さ 29cm×横 10.5cm×奥行 8cm
● 価格 : \ 問い合わせ

墳墓に副葬した明器の加飾法の一つに加彩がある。成形後に焼成しその後に絵画を塗るものであるが、まず全体に白泥を塗っておいてその上にそれぞれの色を置き、小衣・中衣・台衣を重ね着している。左右相称・平らな顔・表情の無い顔の表現は漢代特有。
侍女の姿、主人の死を悼む侍女の感情が顔の様子、慎ましやかな静かな姿に凝結している。いくつかの群像の一つ。彩色の保存状況がこれ程美しく往時のままに残る遺品は稀少。
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CT-021 CT-022

女子俑

白釉騎馬女俑
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 60cm
● 価格 : \

唐時代の墓には、必ずといってよいほど女性俑が多数納置されている。墓主の妻妾あるいは従者などを表現したものと見られ、死後に於いても生前と同じような生活が続くと捉えられていた当時の人々の観念を具体的に示したものと考えられる。長衣を纏い、少し片足に重心を傾けて、悠然と佇む容姿にはおそらく当時の理想的な女性像が反映されているのだろう。貴紳の墳墓に副葬される各種明器は唐時代においても官制の下で管理・製作され、この豊満な婦人像は開元・天宝年間に流行した姿。唐時代初期の女性俑が一様に細身なのに対し、これらは豊満な姿態を示す。唐時代盛期の玄宗皇帝の治世下になってから特に好まれるようになった作風であり、そこには往時の女性観の変遷を見てとることができる。豊満な体に合わせてゆったりとした長袍が流行し、その流行はそのまま日本の奈良朝に伝えられて愛好されており、その様子は正倉院の樹下美人図などに残されている。60cmを超える大型品は極めて稀少であって世界の美術館・収蔵家の求めるもの。彫塑芸術は唐代において大きな発展期を向かえ、高い芸術価値を持つことが理解できる。近時洛陽郊外墓より出土。
三彩・加彩の陶塑は形態も比較的大きく・もろく長途の輸送が困難を極めたため、長安と洛陽が主要産地であり、また出土地でもある。唐代の無名の芸術家が見事に表現できる高い彫塑技術を持っていたことには驚くものが有る。両手を組む袖部には薄緑色を施し、胸元には朱を加えた牡丹花を薄墨で描き、全体を淡紅色で覆う絶妙な落着いた彩色は気品有る顔相と共に一層魅力的な品としている。1300年余の時空を超えて、これ程の品が我手できる喜びはひとしおの幸せ。古玩収集冥利といえよう。今の時代に感謝したい。
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 18,5cm×横 18cm
● 価格 : \

駆ける馬上に、いわゆるパンクーニャン(太美人)が跨り打鞠する。唐時代になると婦人騎馬の流行で、長安の町を颯爽と移動したり打毬をしたりと女性の魅惑的な姿態が見られた。古代のスポーツが隋唐期に空前の盛況を見せ、馬球・足球は最も流行り女性も参加した。女性もそれまでの横乗りからペルシャから伝わった跨る騎乗となった。宮廷生活の逸楽的な一面が再現されているといえよう。
これ程動きの有る俑は稀少であって、芸術性の高い造形力は唐時代陶塑ならではのもの。円錐形の台座上に一体で成形されるのは、飛馬といわれる形態に多い。新出資料。

参照 : CT-020CS-060CS-045
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CT-019 CT-020

もの売り胡人俑

紅胎加彩騎馬打毬女子
● 時代 : 初唐時代
● サイズ : 高さ 25cm
● 価格 : \ 問い合わせ

胡人が行李を背負い、腰を曲げて歩くこの形の俑は侏儒俑と同様、唐時代の俑の中で特に好まれ市価も高い品。胡人である事・動きのある俑である事で芸術性が高いことからであろう。箱型の荷を2本のたすき掛けで背負い、右手でしっかり紐を押え、左手には水瓶を持ち、腰をかがめ踏み出す一瞬の表情をとらえている。本体、荷・顔・手の部分は鮮やかな加彩。ズボンの墨彩と同様、眉・眼・髭は墨書きされていた。
胡人と言われるソグド人は東西交易の商人として活躍。100万都市長安の太平の世を彩った人々であって、胡人にエキゾティシズムを当時の人も感じたのであろう。洛陽博物館蔵に同型品が知られるが、本品の方が遥かに美品・優品であることが嬉しい。ソグド人は生まれた子の口には蜜、手には膠を与え、口からは甘言、手には金銭が入るように願ったという程商売上手であった。
顔つきから老いた胡人にも見え、腰を曲げて歩くさまに、そこはかとなく哀愁が漂う。
死者への贈り物にこれを選んだ時代の精神にも興味ある問題が潜んでいるようだ。

参照 : 中国・美の十字路カタログ
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 24cm×全長 34cm
● 価格 : \ 問い合わせ

奔馬に跨り、右手に手綱・左手にはスティックを握っていたが、木製だったのでなくなっている。双髷を少し高く結った女子は、身をくねらすようにして馬を御している。白胎に彩色をしている。動的な姿態を造形しながら安定感に満ちている。この像は騎馬のホッケー、つまり中国で打毬と称するポロをやっているものであり、ササン朝ペルシャでは国技の一つであったから、これが中国に伝わり、殊に651年にササン朝が滅びると亡命貴族によって唐代でも大いに盛行するようになる。李賢墓(711年)の大壁画にも打毬図があって、玄宗は若年からこれを愛好し、上手でもあったから打毬専用の競技場まで造っている。先年、その記念碑が見つかっている。
婦人騎馬の流行を背景に、女子選手も少なくなかったようである。唐の詩人達もその娘達の風姿を「ウィグルの衣装を着て、西方の駿馬に玉鞍を置き、それに跨る小腰の身(細腰の美女)あるいは「柔らかな柳腰」 などと詠じているから、球技の勝負ばかりでなく、選手達の美しく魅惑的な姿態も興味深く眺められたのであろう。
ともあれ、国王以下の上流観客層をも魅了するに十分な貴族的なスポーツであった。動きを的確に捉えた三彩・加彩陶塑の芸術性は極めて高いといえ、俗称「飛馬」といわれる本品もその代表的な品。奇跡的に後ろ足一本のみ折損修理。
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CT-017 CT-018

黄白釉加彩胡人俑

灰陶加彩女子舞人俑
● 時代 : 隋時代
● サイズ : 高さ 28cm
● 価格 : \ 問い合わせ

隋の煬帝は万里の長城に肩を並べる大運河を北から首都の洛陽に開通した事業で知られるが、同時に活発な西域経営を進めた。当時から洛陽には多くの胡人が暮らしていた。先端が前に折られたフエルトの胡帽をかぶり、丸襟で筒袖の長衣を腰のあたりで束ね、右手を胸に当て、左手は提壷を提げている様子。靴は尖靴と呼ぶ太めのブーツを履く。深い目と高い鼻、鼻下のはねあげた八の字髭・顎をすっぽりと包む濃い髭が胡人の特徴を捉えている。造形はぎこちないが隋代の作品らしい素朴さがある。多種多様な造型の人物俑の中でもこの俑は極めて芸術性評価が高く、胡商人が荷をしょい、腰を曲げた「胡人旅行者陶俑」と共に人気の有る俑。中国では大食人俑と言う。右手に持つ鳳首瓶は本来、ササン朝ペルシャから伝わった銀器であって三彩の明器が多く造られた。胡人と言われるのはソグド地方に住んでいた住民で、束西貿易の商人として活躍した文物の運び手として知られる。
黄白釉を顔・足部を除いた部分に薄く掛け、加彩と墨彩で色付けした珍しい技法で造られている。エキゾチズム溢れた美しい俑。
※ 正倉院に伝わる「漆胡瓶」は同形状。
● 時代 : 前漢時代
● サイズ : 高さ 26,5cm
● 価格 : \

近年出土した、かって類品の無い俑。裾広がりの長衣を羽織る女性が眼前で手を合わせ舞躍る様を表現している。袖・衿・腰帯・靴部に刻みを入れ、鮮明な朱色を施している。全体に白泥を塗った上に衣服全体にも薄朱色を飛ばし、一層の華やかさを増している。
背部には長い束ねた髪を腰辺まで垂らしている。顔は白泥を塗り、紙と眼・鼻は墨彩を施す。単純化した造形勿ら芸術味は極めて優れており、古代人の造型感覚には驚く。漢の俑は唐代の写実性と違い、簡略・単純化した美がある。朱色は漢時代独有のベンガラでオリジナル。種々の俑から当時の楽人は男子と女子とそれぞれ一団を組んだようで、舞う人と伴奏する楽人で構成されていた。

身体部は前後の合わせ型で作り、頭部・腕部は別に作って接合しており、複雑・手間のかかる造形である。
1996年初出品されたサザビーズオークションでは新発見資料のため同型品が$80,000〜$100,000の値が付いたことが記憶に新しい。
● 別商品画像 → 後姿1後姿2底面 ● 別商品画像 → 前後拡大底面

CT-015 CT-016

白陶加彩菩薩立像

彩陶人面壷
● 時代 : 北斉時代
● サイズ : 高さ 22cm
● 価格 : \

いわゆるセン仏で、北魏以降数々造られた。しかし素材のもろさゆえに奉納された仏寺や塔の倒壊と共に崩れ去り、遺品は極めて少ない。同形・同寸の一像が北斉の年紀で出土している。
純白の胎は焼き締まり、その上に漆か膠を混ぜたと見える彩色が塗られている。同じく箔造した方形二段の台座は像の足下の柄を挿入する造りとなっており、北斉時代の白玉像の形とも合致する極めて抜けが良く彩色も美しいセン仏である。
● 時代 : 新石器時代
● サイズ : 高さ 13,5cm
● 価格 : \

甘粛省、仰韶文化・半山類型。
紀元前24〜20世紀の作品とは思えない斬新な意匠の数少ない極小人面壷。中国の新石器時代を代表する彩陶は、黄河中流域の仰韶文化半坡期に始まる。彩陶は正確には彩文土器と呼ぶべきであるが、中国には土器の名称が無く、陶器(彩陶)とされる。スウェーデンのアンダーソンが彩陶を発見した事から、アンダーソン土器と呼ばれていたが、今では適当とはいえない。

彩陶の最も古いタイプはBC5000〜4000年頃の仰韶文化。下限は大文口文化のBC4000〜BC2300頃で、約3千年余りの長い期間作られていた。このような新資料の人面壷によっても、彩陶が祭祀や宗教などの土器としての意味が大きいとされる。
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CT-013 CT-014

三彩女人俑

加彩武人
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 19,5cm
● 価格 : \

白・緑・褐釉のミックスで衣装表裏全体に美しく流れる。踊り型が決まった姿勢か? 両袖の手の動きが直立俑と違う一層の魅力を増している。たおやかな姿態・髪 は黒彩・髷部は朱彩・眉・眼にも黒彩。顔の彫刻も品のあるいわゆる唐美人パンクーニャン。
● 時代 : 北魏時代
● サイズ : 高さ 27cm
● 価格 : \

衝角付きの冑を被る。両側には耳の保護具もある。甲を付け、胸と背中に2個の円形保護具が有り、腕甲を着装。左手で長盾をおさえ生き生きとした恐ろしげな誇張された表情は鎮墓辟邪的な性格を持っている。全体にみなぎる力強い造型、赤の濃淡、若草色等の着色も美しく施され彫刻的にも一級品。
● 別商品画像 → 後姿 | 底部 ● 別商品画像 → 後姿 | 底部

CT-011 CT-012

灰陶武人立俑

三彩侏儒俑
● 時代 : 北魏時代
● サイズ : 高さ 22cm
● 価格 : \

寛袖の衫の上に両当鎧をつけ両手を胸の前において刀を握る。弁冠をかぶる武人であるから式典にでも参列する姿であろう。北魏時代は仏教が流行を見せ、造寺・造仏が盛んに行われており、この俑もその時代性を反映した形姿を見せており、顔の表情にも仏像に通じる気品が表れている。普通後背部は平に裁断省略されている品が多いがベルト部もしっかりと省略されず造られている。白泥と加彩の残存状況も味わいある。
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 13cm
● 価格 : \

唐時代多く造られた人物俑の中でも胡人俑、荷運び俑と共に喜ばれ市場で高価な小人俑。
小さな造形の中、顔の表情は驚くほどの写実性が有る。 侏儒俑は加彩が殆どであり、三彩は極めて稀少。褐釉と黄緑釉の二色釉。
侏儒とは成人的身長が120cm余の畸形で貴族的翫物となった。富裕貴族に雇われていたのであろう。明器として副葬された。西安近く宝鶏の墓より今年発掘された品。
● 別商品画像 → 後側 | 底部 ● 別商品画像 → 斜視 | 後姿 | 底部

CT-009 CT-010

加彩楽人

加彩武士
● 時代 : 北魏時代
● サイズ : 高さ 30cm
● 価格 : \

めりはりのきいた優美秀麗の形式はこの時代共通であり、小さめの頭部、細面の顔。流れるようなゆったりした衣装の描写など垂直方向を指向する美しい均衡が作り出されるのが、洛陽遷都後の北魏俑の特徴。縦笛を抱える。数体有った楽人俑の一つ。
仏教美術の造型思想が俑の魅力にも窺がえる。彩色など全てオリジナル。静謐な空間を醸し出す北魏時代俑は日本人に特に好まれる。紫檀台付。
● 時代 : 北斉時代
● サイズ : 高さ 28cm
● 価格 : \

兜をかぶり、胸と背に円護を表わす明光鎧を着け、完全装備に身を固めた武士の像。左の足先に獣面を表わした盾をのせて左手を添え、右手には武器が握られていたと思われる。
悪邪を斥け玄室を警護する鎮墓の武士。東魏・北斉の俑は北魏俑の造型と大きく変化し、頭部が大きく・量感を増した丸み型となる。
北魏時代の静謐さから表情豊かな造型へと変化し、見ていて楽しい雰囲気を醸す。頭部は差し込み式で外れる。彩色など全てオリジナル。紫檀台付。
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CT-007 CT-008

加彩女俑

加彩武士
● 時代 :唐時代
● サイズ : 高さ 20cm
● 価格 \

多く招来された唐時代灰陶加彩俑も顔も美形は少ない。髪の造り、目・鼻・口の彫りも深く造型がしっかりしている。全体は朱色、ショール部は薄緑色。頭部・靴部の薄墨色とのバランスも美しい。座右の愛すべき逸品。修理、後加彩、一切無し。
● 時代 : 北魏時代
● サイズ : 高さ 28cm ×径 8cm
● 価格 : \

兜をかぶりマントの状衣を首から流し、直刀剣を支え持つ完全装備の武人像。兜とマントは加彩。地色とのコントラストが美しい。造型も抜けが良く口を大きく開けた顔の表情もとても厳しい。
少し時代が下る北斎の武士俑は左手に盾、右手に刀を握る形が多い。鎮墓の武士として玄室を警護する俑。
● 別商品画像 → 裏側 | 底部 ● 別商品画像 → 後姿 | 底部

CT-005 CT-006

加彩胡人俑

加彩女俑
● 時代 :唐時代
● サイズ : 高さ 25cm
● 価格 \

百万都市長安を訪れた貿易商胡人(ペルシャ人)を活々ととらえた俑。銀器水注を持ち、蓄えた髭・帽子など顔の表情はとてもよく1300余年前華やかな長安を彷彿とさせる愛すべき俑。加彩は全てオリジナルで朱色が美しい。
● 時代 :前漢時代
● サイズ : 高さ 71cm × 径19cm
● 価格 \ 問い合わせ

前漢後期頃、中国北部で作られた形式の灰陶加彩大型俑。前後2つの型で中に粘土を流し込んで作っている。頭部が外れる形式もあるが本品は始めから一体成型。

朱色・濃朱色の加彩、墨彩が良く残され丸顔の柔和な表情と共に魅力的な作品。後加彩など無し。西安、山東省での発掘が多いが本品は山東省の発掘品。
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灰陶加彩女人俑

加彩女人俑
● 時代 :唐時代
● サイズ : 高さ 34cm
● 価格 \ 400,000

いわゆるパンクーニャン。衣紋の流れるようなカット。手の突き出し・腰のひねりは動きがあり芸術味有る逸品。数有る類型的数物美人桶とは相違。顔の彩色など全てオリジナルでよく残り無傷。墨彩で衣紋線施す。
● 時代 :六朝時代
● サイズ : 高さ 34cm
● 価格 \

漢・唐時代にはさまれた六朝時代。細身の美人桶が造られた。赤色も美しい唐の美人俑と相違した厳しい造型が魅力。彩色全てオリジナルで無傷。

CT-001 CT-002

彩陶人面器口瓶

灰陶人物俑
● 時代 :新石器時代
● サイズ : 高さ 25cm× 胴径 14cm
● 価格 \

放牧であろうか子供と鳥・鹿が墨彩で描かれる牧歌的絵画が楽しい。童子の顔も愛らしい。馬家類型。
● 時代 :漢時代
● サイズ : 高さ 20cm× 径 9.cm
● 価格 \

灯火器を捧げ持つ気品有る童顔の俑。初見の造型。河北省博物館蔵の 「鍍金女官長信宮燈」は暫々日本にて公開され、著名であるが本品は待男。漢時代、明器・実用器として灯火器は多様な造型が有る。動物、人物など単純化筒潔な造型は当時の風俗も窺え、魅力的な一分野となっており収集家も多い。
  ● 別商品画像 → 側面

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