三彩  Page6Page5|Page4|Page3Page2Page1
CS-119 CS-120

三彩刻花蓮花盤


三彩石榴壺

● 時代 : 金時代
● サイズ : 高さ 3.4cm×口径 15.2cm
● 価格 : \ 問い合わせ

フリーハンドで線描きされた蓮花の図は、陶工の描き慣れた伸びやかさを感じさせ、釉の彩りも美しい。

参照 : CS-055CS-037
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 7cm×胴径 6.3cm
● 価格 : \ 150,000

ミックス状に白・緑・褐釉が裾まで美しく流れる。
胎土は純白。

参照 : CS-011CS-078
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CS-117 CS-118

三彩女子俑


三彩胡人俑

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 20cm×幅 8.5cm×奥行 6cm
● 価格 : \

褐・緑・白釉を流掛した長いスカートと短めのチョッキ、肩にはショールを身に付ける。髷・眉・眼には墨彩が、髷の一部・唇には朱彩が施されている。唐代でも理想とされる女性像は時とともに変遷し、はじめ細身で楚々とした風情の姿であったものが、その最盛期にあたる玄宗皇帝(在位712〜756)の頃にはこの俑に見られるような豊満な肢体を持つ女性へと嗜好がかわっていった。
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 24cm×横 14cm×奥行 11cm
● 価格 : \ 問い合わせ

鷹を腕に乗せる胡人。狩猟の際、鷹は道案内の役を務め、獲物を見つけのその方向へ導いた。そこで貴族は猟に出る時には鷹をよく連れていった。服装は西北の少数民族の影響を受け、精悍な気風がある。狩猟は皇帝をはじめ、宮中の人々にとって格好の気晴らしや社交の場であるとともに、軍事訓練の意味合いもあって皇帝の猟場での狩猟が屡々催され、そのような楽しみの時には鷹匠が必要であった。頭にぼく頭を被り、頬髭と顎鬚が濃密で彫りが深く鼻が高く頬骨や眉骨が突き出す胡人(ソグド人)。

参照 : CS-071
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CS-115 CS-116

三彩四耳壺

三彩多足硯
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 5cm×胴径 4.5cm
● 価格 : \ 80,000

肩に四耳が付き、肩部と下部に突帯が施されたミニチュア壺。小品勿ら、褐・緑・白釉が美しく掛けられている。薄造りで軽量。形状は南北朝〜隋代の青磁・白磁壺を倣している。三彩の窯は長安・洛陽郊外に築かれていたらしく、近年洛陽郊外東郊の大黄治・小黄治に窯が発見された。
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 3.6cm×径 5.6cm
● 価格 : \ 100,000

薄黄色と緑色釉をかける。

参照 : CS-030
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CS-113 CS-114

三彩女子俑


三彩女子俑

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 22cm×横 7cm×奥行6cm
● 価格 : \

盛唐を代表する美人俑は豊頬豊満な樹下美人式の俑である。この形式の美人俑は8世紀の前半代に集中し、一般に楊貴妃の艶姿を写したといわれる。
丸髷を結い、顔は丸く表情に純朴さがある。胸を少しはだけて赫紅色の長布を両手で持って垂らし、緑色の長裾を穿いて静かに立っている。髷・眉・眼は墨彩され、唇には朱彩が残る。近時洛陽郊外墓出土。
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 22cm×横 7cm×奥行6cm
● 価格 : \

高く髻を結い、褐彩を施した白抜き模様緑色の服装。髻・眉・眼は墨彩され、唇には朱彩が残る。裳裾からは反り上った靴の先端が覗いている。近時洛陽郊外墓出土。
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CS-111 CS-112

褐釉双龍瓶


黄白釉鴨首杯

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 45cm×胴径 22cm
● 価格 : \ 問い合わせ

三彩は幾種類かの色釉をかけわけたり塗りわけたりする手法であるが、それらの色釉を藍・緑・褐・など単色で用いた例も多い。口縁部を把手に象った龍が銜む形の瓶壷が隋から唐の前半にかけて種々ある。青磁・白磁・三彩、また把手が片側だけのものと、このように双把になったものなど。白磁・三彩陶に比べて褐釉を施した例は多くない。
この器形も鳳首瓶同様、西方に起源があり、遡ればギリシャに至る。漢・唐の墓の造営は、時の権力と産業を集中した大事業であった。そこに動員される人々の数と技術・費用は今日のビル建築や造船の比ではなかったはずである。
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 17cm×横 25.5cm×奥行 13.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

西アジア金銀器のリュトンをモデルにしたもの。獣の角の内側を刳り貫いて杯とした角杯の系統に連なるもので、鴨の首から上の形を象っている。鳥の目は厳しく、羽毛は荒々しく力強い刻がなされている。唐代には西方の金属器からの刺激によって、多くの三彩を始めとするリュトンが造られた。全て型造りで、左右を接合して造った。

参照 : CC-307
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CS-109 CS-110

三彩女子俑


三彩鳳首水注

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 43cm×横 13cm×奥行11.5cm
● 価格 : \

静かな笑みをたたえた丸顔で、右手に鳥をとまらせる樹下美人式型づくりの俑。胸元までの裾の長いスカートは黄釉、短めのチョッキは緑・白釉で彩られ、一際大きく左右に突き出し高く結った髷は大きなリボンで花結びされている。大きく先の反った沓先は緑釉・白釉が掛けられ、髻と眉・眼には朱彩が施されている。今に残るこれらの遺品から、鳥・狆などを富女子の間ではペットとしたことと知れる。
瑞々しい表情と気品に溢れ、鳥が顔を見やる表情も生々とする造型は極めて魅力的である。豊満な女性の容姿が好みとなった盛唐期には、ゆったりとした服飾が流行し始め、中唐以後はその傾向は一段と進んだ。俑は唐墓の墓室を華やかに演出するためになくてはならないものであり、貴族・官僚の喪葬にあたっては必要な三彩の明器がけん官署から供給または下賜された。つまり冠位によって唐三彩明器の数を制限されたと考えられている。
唐代婦人の髪形と服装を研究する上でも貴重資料。女俑中の優品というべきであろう。近時洛陽郊外墓出土。

参照 : CS-105
参照本 : 中国古陶磁 上
● 時代 : 唐時代(7〜8世紀)
● サイズ : 高さ 26.5cm×径 13cm×奥行 8.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

二つの型を合わせて作られた扁壺形の鳳首水注。片面に鳳凰、片面には獅子に乗る人物を表わし、地は魚子で埋める。口縁はやや外に開き、鳳首が付く両目を見開き前方を注視し、長い嘴は鉤状に曲がり、珠を銜えている。羽毛が巻き、頸部はやや細く、胴部は扁円形で高い揆状の高台を持つ。肩から鳳頭にかけて下端がパルメット風に広がった環柄で繋がる。胴部片面の窓内には霊芝の上に立って飛ぼうとしている鳳首を描き、周囲には宝相華を散らして主文様を際立たせている。反面の文様は獅子に乗り疾駆する昆崙奴。ほとんどの鳳頸瓶の表裏文様は、鳳鳥と弓を射る馬上人物であって、獅子に乗る胡人は稀少図柄。鳳首水注には胴が卵形をし、その胴に宝相華文や花文をぎっしりと飾ったもの(参照:CS-104)と型作りの扁平な胴のもの(参照:CS-091)がある。前者の水注は初期の三彩であり、意匠も力強いものが多い。
三彩水注はその姿が示すようにこの時期の陶器では一際西方の工芸の影響を強く受けており、施釉・貼花文もエキゾチックな意匠が多く、唐三彩の器の中では最もエレガントで魅力に富んだ一群といえる。三彩の発色は明るく美しい。近時洛陽郊外墓出土。

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CS-107 CS-108

三彩打馬球俑


三彩刻花鹿文盤

● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 41.5cm×横 39cm×奥行15cm
● 価格 : \ 問い合わせ

右手にスティックを持ち、球を打つポロの姿態をする女性。打馬球とは今で言うポロ。ポロはペルシャに起源し、中国に伝わり、唐代では皇帝・貴族・文武百官から文人学者、さらには女性に至るまで皆がポロを楽しんだ。唐代の皇宮や宮中の庭はその大半をポロのグランドが占めていたし、貴族や役人の家でも自分でポロの球場を作っていた。女性の間ではロバに乗ってスティックで球を打ったり、馬には乗らずに歩いて球を打つ球技も流行した。気品を感じさせる静力に佇む馬に動きの有る女性が造形され、黄白釉の馬と緑・褐釉の衣服を着る女性との対比が明るく華やかな雰囲気である。唐の女性は髪を結うのに工夫を凝らしたが、高く左右へ環状に結い上げる、100種近くあったうちの「双かん髷」(あげまきのことで若い未婚女性の髪型)。

参照本 : 中国美術 第3巻 彫塑
● 時代 : 金時代
● サイズ : 径 25cm×高さ 3.8cm
● 価格 : \ 問い合わせ

唐三彩・遼三彩の流れを汲む磁州窯系の宋三彩といわれる宋赤絵と兄弟の作品。鉄分の多い胎土に白化粧を施し、花食い鹿が松樹の下楽しげに跳ねる図柄を手馴れた刻花で緑・黄・白釉の三色で表している。鹿は禄と発音が同じであり俸禄を得ることを意味する寓意吉祥文様であるし、松は「不老松」と呼ばれ、常緑樹で季節に影響されずに生気があるので、崇高な品格をも象徴する。親しみやすい印象を持つ魅力的作品。10cm前後の作品が殆どであり、これ程の大盤は珍しい。

参照 : CS-055
参照本 : 中国古陶磁 東京国立博物館 横河コレクション
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CS-105 CS-106

三彩女子俑

三彩碗
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 41cm×横 15cm×12cm
● 価格 : \

盛唐を代表する美人俑は豊頬豊満な樹下美人式の俑であり、この形式の美人俑は8世紀の前半代に集中し、一般に楊貴妃の艶姿を写したといわれる。大きな髷は左右に分けて結い、短めのチョッキと裾の長いスカートを身に着け、肩にはショールを被り顔を覆う状態でもって鳥を止まらせ(手上に鳥を乗せている作品はまま知られる)、手には蓮実を持ち花履を履く。スカートは全体に6輪花紋を貼花し、緑釉と褐釉とがミックス状に美しく掛けられる。髷・眉・眼には墨彩が、髷の一部・唇には朱彩が施されている。総体に掛かる釉は極めて艶やかで美しい。平顔の美人で首部が全体から見て大きめで見るからに処女のあどけなさを示している。
当時の貴人の周りには男性には食を携え、女性には化粧道具や種々の飾り物を持ち、楽人や武人を含め多くの侍女が仕えた様子が描かれている。
ゆったりした長袍は8世紀に流行したもので、その流行はそのまま日本の奈良朝に伝えられて愛好されており、その様子は正倉院の樹下美人図などに残されている。大振り。ふくよかな面立ち・端正な姿は数ある三彩美人俑の中でも一際細やかな作風を示し、瑞々しい表情と気品に溢れ、佳品である。盛唐の玄宗時代の作品と考えられ、華美な則天武后時代から玄宗時代の後宮生活を想像させるし、皇帝の起居した長安にはこうした手弱女がしなやかに歩んで人目を楽しませていたことであろう。西安業者長年月秘蔵品が納得できる。同墓にはいかばかりの優品が納入されていたであろうか。
唐三彩は11世紀前半の古墓にかたまっていて、11世紀後半の遺跡から確かな出土は知られておらず、終末は突然やってきたと考えられる。安禄山の乱、史思明の乱によって唐の貴族社会が大きな打撃を受けたことが主要因。

参照 : CS-034
参照本 : 中国古陶磁 上
● 時代 : 初唐〜盛唐時代
● サイズ : 高さ 3.7cm×口径 9.7cm
● 価格 : \ 問い合わせ

型作りの碗の外側を花弁文と魚子文で飾り、三彩を点彩法でかけている。明らかに銀碗を写したもの。
同形の碗が国内の白鳳期の寺院跡の基壇から発掘されており、こうした金属器を写した型作りの作品が7世紀代に遡る可能性が強くなった。
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CS-103 CS-104

三彩馬

三彩貼花文鳳首水注
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 25cm×横 25cm×9cm
● 価格 : \ 問い合わせ

馬体には黄褐色釉が施され、鞍には黄・緑・白の3色の釉がミックス状に掛けられている。唐三彩は主に都が置かれた長安と洛陽の墳墓から出土している。通常、白・緑・褐色の3色が用いられているが藍色が加わった4色、或いは2色だけのものもその技法の呼称として三彩と呼ばれる。
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 34.5cm×胴径 19cm×16.5cm
● 価格 : \

芸術作品というものはしばしば異文化の急激な刺激を受けることから、目も覚めるような鮮麗な大輪の花を咲かせる。珠を加えた鳳首、破綻のない優美な全体の形姿、把手の優れた造型、宝相華文の貼花の端正さ、美しい緑・褐・白釉の配置など全てが高水準で調和している貴族的匂いがする唐三彩の傑作。
唐時代はシルクロードを通じた国際交流の盛んな時期で、首都長安にはササン朝ペルシャを始めとする西アジアの文物が流入し、異国文化に満ち溢れていた。この水注もペルシャの金属器を摸倣した「胡瓶」の形状。しかし細部は中国的に洗練させてある。三彩の優麗な釉色は、基となった金属器よりも異国情緒を表わすのに相応しいものに思える。北朝に始まる貼花装飾はここに一つの完成を見たといえる。三彩の豊麗さ・色彩効果も著しく、唐代文化の性格を考察し、またひいては東西交渉史の具体的な事例を知る上でも貴重な意義を持っているといえる。西安近郊墓近時出土。
類例が重要美術品で東京・森村家蔵と兵庫の白鶴美術館と東京国立博物館に収蔵されている。

参照本 :
1. 「中国陶磁 美を鑑るこころ」
2. 「平凡社版 中国の陶磁 3 三彩」
3. 「世界陶磁全集 9」
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CS-101 CS-102

三彩獅子文三足壺

三彩浄瓶
● 時代 : 唐時代 8世紀
● サイズ : 高さ 15.5cm×胴径 19.8cm
● 価格 : \ 問い合わせ

貴紳の墳墓を華麗に飾った唐三彩には他の工芸品を摸倣したものが少なくない。丸い壺形に三本の獣足が付いた「フク」と呼ぶ形式のこの器も金属器に倣ったもの。型抜き、貼付の施文技法も金属器により近づけるための手段であろう。唐三彩の基調色ともいえる緑・褐の釉に彩られた迫力に満ちた獅子の形姿が一際印象的。3箇所の肩に飾られた細長の宝相花文中央には蛙が装飾されているのが珍しい。

参照 : CS-049CS-029

● 時代 : 唐時代(7〜8世紀)
● サイズ : 高さ 24cm×横 15cm ×胴径 12cm
● 価格 : \ 問い合わせ

白抜きの丸文を地に、緑釉を掛けただけの点彩模様を施す。軍持(ケンデイ)と呼ばれる銅製の仏器を写した形状。金属器では被せ蓋で蓋の上部に細い円管が付くが、陶磁器では口縁と蓋が一体化した円盤で表現される。浄瓶は白磁が殆どであって、三彩は稀少。胴の膨らみも球形に近く、清楚端麗の姿は品格を高めている。

参照 : CW-068
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CS-099 CS-100

藍彩花文盒

三彩合子
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 4cm×胴径 9.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

花心に黄釉を施した梅花白抜きを染色の蝋けつ染め技法応用で、散らし藍釉を装飾した合子。唐三彩は豪華な葬礼を競う厚葬の風習の高まりとともに、墳墓に副葬するための明器として盛んに製作され、華麗な貴族文化や貴族達の生活ぶりを今日に伝えている。埋葬年の明らかな墓から出土した唐三彩は、7世紀末から8世紀前半に集中し、安史の乱(755〜763年)以降の墳墓から唐三彩が出土した例は今のところ知られていない。
● 時代 : 盛唐時代
● サイズ : 高さ 3.5cm×径 7.2cm
● 価格 : \ 問い合わせ

香や薬料を入れる銀製の合子を写したもの。珍しいことに艶やかな白・緑・褐色釉が蓋・身共全面に美しく掛かる。したがって内面に3箇所の目跡が見られ、薄緑釉が施される上手品。蓋部が幾分甲盛り状であるが、身部とほぼ同形状は珍しい。華やかな唐文化の雰囲気を端的に表した夢のように美しい作品。
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CS-097 CS-098

三彩倚坐女子

三彩長頸瓶
● 時代 : 盛唐時代
● サイズ : 高さ 27.5cm×横 9.5cm×奥行 12cm
● 価格 : \

髷を垂らし、短めのチョッキと裾の長いスカートを身に付け、鼓型の倚子に端座する。盛唐期の美人像はすべて豊満な女性像で、楊貴妃に発するといわれる貴婦人の姿。そしてその流行はそのまま日本の奈良朝に伝えられて愛好され、その様子は正倉院の樹下美人図などに残されている。露胎の高髻・眼には墨彩、口には朱彩が施される。静かに前方に視線をやって、ゆったりとした穏やかな情趣に溢れた姿の作品。この形式の美人俑は8世紀の前半に集中した。1905年から1909年の河南府鉄道工事で初めて1000年余の眠りから地上に出現した唐三彩が日本に将来されたのは1907年、それ以後陸続ともたらされた。女子俑のうち立像より坐像の方が市価は高い。

参照 : CT-026
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 20cm×胴径 10.8cm
● 価格 : \ 問い合わせ

球形の胴・細長い頸・喇叭状に広がった口縁・揆形状の高い高台を備えた長頸瓶。全体に緑釉を施し、幾筋か白・黄釉をアクセントに胴面に掛ける。金属器の水瓶の器形を模したもので、胴部と頸部の境に段状の稜が巡るのはその名残り。3色釉が渾然となって美しく、胴部と頸部のバランスも絶妙であり、外形のラインが美しい。

参照 : CS-020CS-025
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CS-095 CS-096

三彩牛

三彩竜耳瓶
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 19.5cm×横 22cm×奥行 8cm
● 価格 : \

総体に赭紅色の褐釉を掛け、顔・背の3箇所に緑釉を流した一瘤牛。唐三彩の動物は馬や駱駝が中心で牛は稀であり、これほど力強く・写実的な動物俑は稀少。唐三彩は西安と洛陽郊外の墳墓からの出土に限られており、この都周辺に居住していた王侯貴族や高級官僚たちの明器として作られた。
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 25cm×胴径 12cm
● 価格 : \ 問い合わせ

竜耳瓶の形は隋・唐時代を通じて盛んに造られた。白磁・黒磁・単色釉三彩とその形を多く見出す。短い頸から張りの強い肩にわたって把手が取り付けられている。竜頭に渦巻形が、そして竜の背に四つの丸い飾りが付いているが、それが把手の示すまろやかなカーブと照応してリズム感を与え竜の形姿が素晴らしく、今にも動かんとする迫力がある。褐・緑・白の唐三彩の基本色ともいえる釉が意匠に変化を与え、焼物らしい柔らかさが感じられ魅力に満ちた作品としている。形状はギリシャ・ペルシャの貯蔵器「アンフォラ」が原型。

参照 : CW-061
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CS-093 CS-094

三彩貼花龍耳瓶

三彩胡人俑
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 38.5cm×胴径 21.5cm
● 価格 : \

胴には宝相華文を前後に、肩部にはパルメット文の貼花を配し、肩からは一対の龍耳が力強くのびる。緑・褐・白釉をミックス状に装飾し、美しく発色する。BC3世紀頃から地中海沿岸の各地で焼かれ、主としてワイン・オリーブ油・穀物類などの貯蔵・輸送のために作られた「アンフォーラ」が原型。重厚なその姿は初唐の白磁龍耳瓶に通じる。我国に伝わる唐三彩の王者、重要文化財「三彩貼花文龍耳瓶」は高さ47.4cm。
参照本
● 時代 : 唐時代
● サイズ : 高さ 36cm×横 18cm×奥行 17cm
● 価格 : \

北朝時代から隋・唐時代にかけていわゆる胡人を写した俑が盛んに造られている。この男性俑も典型的な胡人である。実に表情豊かであり頭巾を被り、眉は太く顔の彫りは深い。正面を向き立膝の姿をし、胸には皮袋を両手で大事そうに抱えている。皮袋には西方の葡萄酒か、もしくは馬乳酒が入っているのであろう。西域からはるばる長安の都までやってきた胡人の商人を写した俑。当時の新疆少数民族の姿を如実に模った唐時代新疆人の卓越した彫塑技術が示されている。奇抜な意匠には当時の斬新な造形感覚とおおらかな国際性を見て取れる。
同類型品は、西安の初唐墓から白磁作品が出土しているのが発表されているが、三彩作品は初見。近時西安郊外墓出土。

● 別角度画像 → 側・裏面口部底面胴部 ● 別角度画像 → 裏・側面底面拡大参考本

CS-091 CS-092

三彩鳳首瓶

三彩印花鴛鴦文枕
● 時代 : 唐時代(7〜8世紀)
● サイズ : 高さ 33cm×径 16.5cm×奥行 12.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

口縁はやや外に開き、鳳首が付く。両目を見開き前方を注視し、長い嘴は鉤状に曲がり珠を銜えている。羽毛が巻き、肩部はやや細く、胴部は扁円形で高い揆状の高さをもつ。肩から鳳頭にかけて下端がパルメット風に広がった環柄で繋がる。胴部片面の窓内には霊芝の上に立って飛ぼうとしている鳳鳥を描き、周囲には宝相華を散らして主文様を際立たせている。もう片面の文様は馬上で弓を射る人物文。口縁部から鳳首部には黄・緑釉が流され、把手は緑釉が掛かる。窓内は地が黄釉で緑釉を流している。
黄・緑釉二彩だけの色彩が効果的に施され美しく、強烈な色調としている。左右を型作りして貼り合わせたもので、西アジアの銀器等の影響を受けた。器形で胡瓶とも称する。優美で造形は独特。艶やかな透明度の高い二色釉が渾然となって美しい。

参照 : CS-075
● 時代 : 唐時代(8世紀)
● サイズ : 高さ 6cm×横 12.6cm×奥行 10cm
● 価格 : \ 問い合わせ

向かい合った番の鴛鴦が印花(型押し)の技法で表され、それぞれが蓮の花の上に乗っている。夫婦和合を表す鴛鴦と子孫繁栄を象徴する蓮の組み合わせからは夫婦睦まじく子宝に恵まれるという寓意を読み取ることが出来る。唐三彩の枕にはこうした小さな箱型のものが一般的であって、実用の枕としては小さいため脈枕、もしくは器台という説もある(上面が平滑の作品は手枕としている)。
宋の鉄絵・元の青花と連綿と続くこととなる。吉祥文蓮池水禽の初出資料ともいえる。
東京都国立博物館に広田松繁氏寄贈の同品が知られるし、奈良市の大安寺講堂跡から同形の三彩枕が30個以上も出土している。各色が互いに映じあって唐三彩ならではの極めて絢爛とした小世界を現出している。

参考本
● 別角度画像 → 側・正面口部底面胴部 ● 別角度画像 → 正面上面底面拡大

三彩  Page6Page5|Page4|Page3Page2Page1

e-mail : info@antiques-oota.com