| ● 時代 |
: 元時代 |
| ● サイズ |
: 高さ 11cm×横 19cm |
| ● 価格 |
: \  |
景徳鎮窯。
肩肘をつき横臥する女性上に蓮弁茎の扇形台を取り付け枕とする。左右から中央へと窪ませた枕座は唐草を毛彫する。青白磁独特の形状枕であり人気渇望品。
底裏は、板起こしで布目が見られる。青く清澄な釉が滑らかに溶けあちこちに溜まり、鮮やかな濃淡効果を生み出すこよなく美しい影青の魅力である。独自の優れた造形感覚にあふれている。唐子が横たわり枕座を支える形式枕は影青にも定窯にも有る。素地は純白に近い白磁胎であり影青の最高級品を製作した湖田窯作品。
近時景徳鎮郊外窟蔵(穴倉)出土。
今日では青白磁は宋の景徳鎮製と誰でも知っているが、60〜70年前はこれを朝鮮のものと考えたり、汝窯・越州窯ではないかと言われた事がある。青白磁が景徳鎮の焼物である事をはっきりとさせたのは、1937年ブランクストンが湖田窯の調査をして以来である。景徳鎮の青白磁創成は西暦1000年頃と考えられており、それまでの越州窯の支窯として開かれ青磁を焼いていたのが白磁焼造主体に絞り込んでいった。新安海底引き揚げからの同品が知られる。
南宋時代の女流詩人・李清照の「酔花陰」に見られる玉枕と関連性があるものと考えられる。「酔花陰」で李清照が夫と離れて暮らしていた頃、一人寝の寂しさや夫に恋焦がれる心情を詠ったもの。 |
| ● 時代 |
: 北宋時代 |
| ● サイズ |
: 径 26.5cm×高さ 3cm |
| ● 価格 |
: \  |
定窯。
内底は背に飾鞍を乗せ首輪を付けた七曜文飾りのある牡鹿を引く唐子と、後方には蓮実を持ち従う唐子を大きく配し、鹿の上には牡丹花と趙一の文字が刻された蓮花飾りの旗。四囲に丁子・宝珠・熨の吉祥文が空間や唐子の衣服には花文が意匠される。立上がり側壁は蓮花文と空間は鎮珠文を、下には雷文繋ぎ文を施す。華麗な文様を見事な立体感ある印花で表現している。恐らく趙氏の何らかの祝い図柄、特注品であろう。薄造り大型品の型押しは極めて高度な技術を要し、細部まで図様を明確に表すのは難しい。象牙色を帯びた釉色は最盛期定窯の特徴。惜しいことにまっ平らでなく、焼きによる凹凸歪みが生じている。定窯の胎土が極めて良質の磁土であり、可塑性も強く極薄い胎を作ることが可能で、薄造りはこの土のおかげ。
口縁部は伏せ焼きのため露胎。鐔縁に作られたこの盤は銀器の形成に倣ったもの。型押文様は片切彫文様よりも類が少なく、特別な意匠の製品を注文生産することから始まったと考えられており、本品もそのような特注品であって同図柄は恐らくないと思われる。如何にも宮中御器といわれるに相応しい特色を具備した定窯の遺品といえよう。
北宋時代後半の定窯は円熟した作品を生み出し、この時期の定窯は気品に溢れ多くの人々を魅了した。定窯の最盛期は政和・宣和の間(1111〜25年)に頂点に達した。近時南京郊外墓出土。
参照 : CW-018 、 CW-055 |