| ● 時代 |
: 北宋時代 |
| ● サイズ |
: 高さ 1,8cm×径 11,3cm |
| ● 価格 |
: \ 問い合わせ |
定窯。
皿の見込一杯に箆彫りと線彫りで蓮池水魚文が表わされている。片切彫りの技法は極めて優れ波間に泳ぐ魚は生き生きと表現され、一幅の絵画・線の美となっている陶匠の技は驚嘆するものがある。釉調・色合いは評価の高い定窯の気品を存分に湛えている。裏面には涙痕と黒点の約束事もある。伏せ焼きであって近年覆輪を装着している。朱珠の中国陶磁といえる。定窯窯跡は1941年日中戦争真っ只中、小山富士夫によって発見された。そして20年後、新中国の考古学者によって科学的調査がなされた。
日本には12世紀以来、宋磁といわれる官窯・汝窯・龍泉窯・定窯など請来され賞玩を受けてきたが、宋磁全般に対する鑑賞が大いに高まったのは20世紀にはいってからで、古くからの伝世品の他に新しく中国から多くの名品が現在も流入。かって高嶺の花でしかなかったものが手の届く良き時代となった。世界には古来幾多の優れた工芸作品が生まれているが、中国のやきものほど、特に宋磁ほど人の心をとらえるものはないと言える。
参照 : CW-017 、 CW-022 |
| ● 時代 |
: 北宋時代 |
| ● サイズ |
: 高さ 7,5cm×横 15cm |
| ● 価格 |
: \ 問い合わせ |
定窯。
かまぼこ型編覆いを装備した笹葉平底の船に、編み笠・被り物をつけた人物が櫂を操る。船底に水を貯め、船首から注ぐ形式の水滴。船と人物とのアンバランスな寸法対比が微笑ましい。定窯の作品としては、初出資料。
宋時代の文人の高雅な芸術情趣と工匠の絶妙な工芸水準を表わしている。文房用具は実用性と同時に鑑賞性が強調され、場合によっては装飾品となるものもあり、精神的楽しみを得た。時代が下がって、元時代青花船硯滴が同形式硯滴として知られ、また香合で明時代青磁「トキヤ口香合」も有り、北船南馬といわれるほど船での往来が盛んであった身近な運搬船を取り上げ、硯滴とする発想の豊かさは流石である。
紹興の水路には、1000年余経つ今も、まさに同型の渡し舟が見られ、悠久の中国の歴史を感じさせる。
香港著名収蔵家より数年がかりで入手。
参照 : CB-043 |