元〜明の染付 Page9 | Page8 | Page7 | Page6 | Page5 | Page4 | Page3 | Page2 | Page1
CB-120 CB-121

紅緑彩八角玉壺春瓶

釉裏紅菊文壺
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 22.7cm×胴径 11.7cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
八角に面取りが施され、胴面のそれぞれには交互に菊唐草と牡丹唐草が描かれる。下段はラマ式蓮弁文と七宝繋ぎ文、首の上部は芭蕉文・雷文・蓮弁文・七宝繋ぎ文と全面を埋める。赤釉と緑釉2色で装飾される元赤絵であり、景徳鎮における最も早い上絵磁器。高台も八角形に形成する。
形姿・文様は青花と基本的に一致し、紅緑彩の焼造年代と元青花の年代が近いことを意味している。

参照 : CB-088
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 19cm×胴径 17.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
壺の表面を3区に分け、頸の部分は唐草文、下の装飾帯には七宝繋ぎ文を、そして主胴の広い画面には大きな四ヶの菊花と唐草文で装飾する。幾分青い釉裏紅が均一に美しく発色している。釉裏紅は元景徳鎮の陶工による重要発明の一つであり、青花製造工程とほぼ等しい。しかし釉裏紅は要求される焼成状態が厳密であることが必至であり、紅色に発色させることが難しく作品も稀少。簡素・清楚・高雅で菊唐草文に気品が有り優品である。単に粗厚を以って元磁の特色とする認識は改められるといえよう。
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CB-118 CB-119

青花蓮池水禽文八角玉壺春瓶

青花魚藻文梅瓶
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 28.2cm×横 胴径 13.5cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
胴面には蓮池水禽図、首の上部は芭葉文・蓮弁文、下部はラマ式蓮弁文と空間を埋める。力強く・かつ精緻な筆遣いが力強く溢れる形とよく適応している。青花技法草創期の活力を具現した如何にも元時代らしい雰囲気を持ち、文様構成・釉肌・発色など、完好な仕上がりを見せる。水禽文は魚藻文などと共に元の青花磁器に多用されたモチーフの一つで当時華南で流行していた民間絵画との関係が指摘されている。人気図柄であって市場価は高い。
玉壺春の器形はイスラム圏好みではなく、したがって伝統的な穏やかな絵のつくことが多い。濃いだみの塗り込め・淡い藍のぼかし・それに濃い点描の散しという三つのテクニックを自由自在に操ってコバルト唯一色で描いたとは思えぬほどの出色の出来映えを見せ、八面取りが一段と品格を高めてもいる。恐らく1340年代初めの作品。軽量である。
近時南昌郊外窖蔵(穴蔵)出土。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 29.5cm×胴径 15.5cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
全体5区割りし、上方は唐草文と牡丹唐草文、中央胴部は蓮池魚藻文、家宝は七宝繋ぎ文・ラマ式蓮弁文で装飾する。ゆらゆらと揺れ動く水藻の中に生き生きと躍動感をもって相違する3匹の魚が描かれる。魚は「詩経」の「魚藻」に歌われるように吉慶の比喩に用いられ、また古くから詩歌において恋人を寓意したという。蓮葉の間に戯れる魚について蓮は鱗・鯉と音通であるが、蓮は女を比喩し魚は男を比喩するものという。藻魚図が盛んに描かれた背景の一つにはこのような魚のもつ寓意があったと思われる。
また魚は余と同意同声であることから「有余」(余裕がある)を意味する吉祥事物でもあり、宋時代民衆の日用の器物を焼いた磁州窯作品から多く描かれ続けた。明快な青の発色によって緻密な文様表現が可能となった元時代の青花は貿易陶磁として各地に運ばれた。元時代陶磁器の器形が大型化し重厚な傾向をみせたのは北方遊牧民族の性状. 嗜好によるもの。
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CB-116 CB-117

青花鳳凰文獣耳壺

釉裏紅魚藻文壺
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 13.5cm×横 12cm×奥行 10.3cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
全体を八面取りとし前後中央には菊唐草の中を飛翔する鳳凰が、上下面にはラマ式蓮弁文が描かれる。左右には口部を貫通させた獅子面が貼花される。かってこの形式は40cmを超える作品が知られたが、近時小品の出土が見られる。

参照 : CB-091
● 時代 : 元明〜明初時代
● サイズ : 高さ 11.5cm×胴径 15.3cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
胴中央帯状部に蓮池魚藻文を貼花し釉裏紅に発色させ、魚部分は白色に浮き出させることにより塗りつめた小豆色の地との対比が不思議な世界を演出している。意図したであろう完全な紅色に発色させることが難しさがかえって効果を上げた結果といえよう。
魚は鋭い口をした桂魚と鯉と草魚、江南の地方の民間で好まれた吉祥図。
● 別角度画像 → 裏・側面底面拡大 ● 別角度画像 → 裏・側面底面拡大内部

CB-114 CB-115

青花水鳥硯滴

青花釉裏紅果実文高脚杯
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 6.5cm×横 9cm×奥行 5cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
薄青白色の釉肌に鶏冠・眼・胸毛・背中の蓮花などに鮮やかな青花が施され、体毛が陽刻・尾羽には線刻がなされ、背中央には小穴が穿たれた硯滴。口を大きく開け大きな目の表情は生き生きと躍動感ある。文人の文房に飾され・愛玩されたものであり、心豊かな時代を彷彿させる。時代が下がって17世紀明時代来、古染付でも種々の青花硯適がみられるが、それより500年余り前の作品とは驚かされる。

参照 : CB-043
● 時代 : 明時代初期(AD14世紀)
● サイズ : 高さ 9.5cm×口径 8.5cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
竹節形状の足に碗がつく高足杯。文様は葡萄と瓜の実がびっしりと描かれる。瓜・葡萄は多くの実を付けることから永続と豊穣のイメージに適合し、子孫繁栄を象徴する吉祥文様として元時代青花の文様として始まり定着していったと考えられる。枝上の葉は全て釉裏紅。

参照 : CB-099
● 別角度画像 → 裏・側面底面拡大上部 ● 別角度画像 → 裏・側面底面拡大

CB-112 CB-113

ち龍貼花青花蓮池水禽文瓶

青花龍文菱花口盤
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 17.7cm×胴径 8.5cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
幾分撥形高台上、下膨れの胴に長頸が付く。首下部にはち龍を左右貼花、頸部中央には帯状内に花唐草文、胴部中央には蓮池水禽文、下方部には花唐草文を青花で描く。潤いある青白磁肌に鮮烈な青花が謹厳な筆勢で描かれている。
底裏は長方形状に窓開けした高台を貼り付け空間をとる二重の官窯様式といわれる造作。番の鴛鴦・蓮池の筆勢は驚くほど濃密であり、絵付けをした陶工の力量がうかがわれ、かつ気品が有る。蘇朝離青と呼ぶコバルト顔料特有の文様の所々に斑点が浮かび、玲瓏・崇高な品格がある。高台の穴は台に嵌めこむ用で、此の時代の作品にまま見られる。

参照本 : 中国元瓷
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 2cm×径 6.3cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
内面には型起しによる印花文の雙龍を浮き出し、側面には青花による波涛文が描かれる。精白の生地と青花の対比が生える。器体は極めて薄く軽量。

参照 : CB-070CB-065
● 別角度画像 → 裏・側面底面上部拡大 ● 別角度画像 → 平置き底面拡大

CB-110 CB-111

青花釉裏紅貼花玉壺春瓶

青花魚藻文八角玉壺春瓶
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 26.5cm×胴径 14.5cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
中央胴部の貼花文をはさんで首から芭蕉門・雷文・唐草文・七宝文。裾部はラマ式蓮弁文で装飾する八面取瓶。胴部の八区割境にはビーズ状小玉紐繋を貼花し、間には菊唐草文を貼花する。菊花は紅釉(釉裏紅)、葉は瑠璃釉と一つの器面上に青花・釉裏紅が並存し、青花発展の経緯をうかがえる作例。高台も八角形に形成される。釉裏紅貼花の類品に「青花紅釉貼花花弁文壺」 透彫りパネルの大壺が知られるが、英国デイヴィッド コレクション・北京故宮博物院をはじめ世界に数点知られるのみ。
インドネシア・フィリピンなど東南アジアでは小品で、青花あるいは釉裏紅で花弁文・唐草文などが描かれているもの、青白磁とそれに鉄斑やビーズ紐繋ぎ文装飾を伴うものなど。また青白磁や白磁の仏像などにもビーズ飾の装飾をしたり(参照 CW-014)した作例が見られ関連がうかがわれる。青花と釉裏紅の両色を完全に発色させる事はとても難しかつたであろう。
香港著名収蔵家の伝世品。長年の懇請により入手。

参照本 : 2005年9月香港クリスティズ
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 32.5cm×胴径 15.3cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
宋代の鶴首瓶から展開した玉壺春型瓶。貴婦人の姿を思わせる繊細優美な造形を見せる。主文として胴に魚藻文を、ゆらゆらと蠢く水草の中、3匹の魚がゆったり及ぶ情景を配している。 首の上部は芭葉文・蓮弁文・下部はラマ式蓮弁文と空間を埋める。力強く・かつ精緻な筆遣いが力強く溢れる形とよく適応している。青花技法草創期の活力を具現した、如何にも元時代らしい雰囲気を持った元時代青花の代表作であり、完好な仕上がりは気品があり、文様構成・釉肌・発色などの点から見ても優作と言える。魚藻文は蓮池水禽文等と共に元の青花磁器に多用されたモチーフの一つで、当時華南で流行していた民間絵画との関係が指摘されている。人気図柄であって市場価は高い。
玉壺春の器形はイスラム圏好みではなく、したがって伝統的な穏やかな絵のつく事が多い中、魚藻という強烈な意匠は稀見。濃いだみの塗り込め・淡い藍のぼかし・それに濃い点描の散しという三つのテクニックを自由自在に操ってコバルト唯一色で描いたとは思えぬほどの出色の出来映えを見せ、八面取が一段と品格を高めてもいる。恐らく1340年代初めの作品。軽量である。
近時景徳鎮郊外窖蔵(穴蔵)出土。

参照本 : 2005年9月香港クリスティズ
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CB-108 CB-109

釉裏紅菊文方壺

青花人物唐草文盤
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 9cm×横 7cm×4cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
前後に大きく菊文を左右面には簡略な草文を描き、斜面肩部には頭をもたげて相対するち虎が貼花されている。ち虎の体表の斑文を始め、釉裏紅が均一に美しく発色する。器体は型作りで胴中央で接いでいる。
フィリピン・インドネシア等南方に多く輸出された品種であるが釉裏紅は稀少。

参照 : CB-076
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 4cm×口径 18.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
中央に高仕逍遥、側壁には花唐草文を描く。精白の生地・明るい青花の発色が元時代青花の見所。径が40センチを超える大盤はイスラム圏向けの輸出品として生産されたものであり、多くが西アジアに伝わる。人物図柄盤は稀少である。このように人物を主題としたものは明代民窯の雲堂手と呼ばれる青花磁器に存続してゆく。小型版は薄胎・無釉平底を持つ作品との2種がある。近時景徳鎮郊外南昌窖蔵出土。

参照 : CB-070
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CB-106 CB-107

瑠璃地白花龍文皿

青花動物波涛文杯
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 2cm×口径 19cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
CB-064 と同墓出土。コバルトを釉の呈色剤として応用した最初の遺例は、唐三彩に見られる藍釉であろう。しかしこれは低火度鉛釉における呈色にすぎず、美しくはあるが、荘重な色調には欠けた物であった。元時代に至って初めて景徳鎮で高火度藍釉が焼成されたことにより、陶磁器の釉色に新たな一品種が加わったことになった。藍釉白花といわれる文様を白色のイッチン盛りで施す技法で製作され、藍色と白色が互いに映えて強烈な対比を見せている。この藍釉白花装飾は特殊な芸術効果をもった方法であったためか、元時代以降では明代初期の宣徳時期と清代雍正時期に僅かに少量のホウ焼が行われたにすぎない。元時代の清新な意匠を代表する一つ。惜しいことに全面使用擦れが見られるのは CB-064 同様(油を灰等を用いて洗い取る習慣のため)。
同品の大阪市立東洋陶磁美術館(安宅コレクション)蔵品は口径15.5cm。

参照 : カタログ
● 時代 : 明時代末
● サイズ : 高さ 3.8cm×横 9.2cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
外側には荒まく波涛を全面に地紋のように描き、龍・海馬・有翼魚など様々な海獣9頭を白く抜き出し、見込み中央には瑞雲を濃淡のある青花で描く。安定した青花の技法と卓抜した意匠感覚が生み出した。永楽・宣徳青花磁器はイスラムからの「蘇麻離青」 青料を用いることによって優雅で美しい色沢を出し評価が高い。青料の発色・潤いのある釉調・変化に富むダイナミックな意匠は宣徳期の青花磁の特徴。
この龍は背に翼を持った異形の龍で、宣徳頃から弘治・正徳頃まで特に盛んに磁器の文様に描かれている形式。高台内に「大明宣徳年製」の楷書二行銘が記されているが17世紀の作品。薄造りで軽量。このような海獣模様は、この時期に海洋活動が盛んだったからだろう。
● 別角度画像 → 側面底面拡大 ● 別角度画像 → 裏・側面底面内側

CB-104 CB-105

青花孔雀文玉壺春瓶

孔雀緑釉青花魚藻文碗
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 25.2cm×横 12.3cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
胴面から首部まで密に菊唐草文を中央部前後には大きく羽を広げた孔雀を、下部はラマ式蓮弁文。口縁内側は花唐草文で装飾する。唐草文は視覚的に連続することを表現しているばかりでなく、ツルを意味する蔓・帯は万代に発音が通じる。
純白の肌にコバルトの濃淡が映え、元染の魅力を堪能させる。東西世界がモンゴル勢力の支配に帰した元時代青白磁の伝統の上に西アジアから輸入されたコバルト原料を得て開花した白磁青花が登場し、明時代初期にかけて景徳鎮磁器、とりわけ宮廷用の器を焼造する官窯の主製品となる。
近時景徳鎮南150km南昌の窟蔵出土。薄作りで軽量である。

参照 : CB-070
● 時代 : 明・正徳時代(AD1506〜1522)
● サイズ : 高さ 7cm×口径 11.7cm
● 価格 : \問い合わせ

景徳鎮窯。
元染から続く図柄。胴面に蠢く水藻の間を泳ぐ4匹の魚を描き、孔雀緑釉(*1)を掛ける。孔雀緑は濃い翠緑色であり、この技法は宣徳時代から始まったが遺品は少ない。高台は比較的高い。高台内は青花2重圏内「正徳年製」銘。官窯。

*1 孔雀緑釉・・青花の上に釉掛けし、2度の焼成をして出来たもの。
● 別角度画像 → 裏側面底面拡大口縁 ● 別角度画像 → 裏・側面底面内側拡大

CB-102 CB-103

青花円面硯

青花人物鹿文瓶
● 時代 : 明万暦時代
● サイズ : 高さ 2.6cm×径 9.6cm
● 価格 : \ 80,000

景徳鎮窯。
側面に青花で「大明萬暦四拾年○」が描かれる。明・新時代には青花や五彩で様々な文様を書いた硯が作られたが年号だけを書いた作品はあまり見ない。文人の愛好する高雅な文房具。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 30cm×胴径 14.3cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
宋代の鶴首瓶から展開した玉壺春形の瓶。貴婦人の姿を思わせる繊細優美な造形を見せる。主文として片面には道士として名高い呂洞賓が、雲中に宝剣を負って立つ姿が描かれ、他の一面には霊芝を含む花鹿と兎が配されている。呂洞賓が終南山に仙化した故事を描いている。口縁の内側には花唐草文、首の上部は芭蕉文・蓮弁文・下部はラマ式蓮弁文で空間を埋める。力強くかつ精緻な筆使いが力強く溢れる形と良く適応している。青花技法草創期の活力を具現した、いかにも元時代らしい雰囲気を持った元時代青花のの代表作。近時景徳鎮郊外窟蔵よりの出土であって、同品が出光美術館に蔵される。
人物図柄瓶は朝鮮出土の梅沢記念館蔵「三国志図瓶」が古くから日本にある品として有名。大壺には当時流行った元曲の題材を描く品がまま知られるが、玉壺春瓶では稀少。釉色は中国では俗に「亮青釉」とよび青味を帯び、潤んだ透明釉。
青花は中国陶磁史のうえでは唐の三彩と並んで期を画した新技法であり、国内はいうまでもなく遠くペルシャやトルコ・南海の諸国・日本の人々の目をひきつけた。製作者達の新技法に対する興味と工夫が絵付けの隅々に現れ、その昂揚した創意がやがて明初の青花に昇華する。原型は宋代にあり、雅会に飲茶の銘水を入れ、荷葉を蓋にした様子が書画に描かれている。また宋代の遺品として青銅の壺に荷葉を模った蓋を乗せた例が有り、龍泉窯青磁の酒会壺もその系統。水だけでなく、酒を蓄えたりした。文様は生気を含んで精密。だみといわれる青花の濃淡は、先に軽く刻線で引き、その上に青料を乗せることによってそこに釉が溜まりできるもので、精作の大器に多い。近時景徳鎮郊外墓より幾点か元青花作品が出土したがそのうちの一つ。
景徳鎮窯製青花玉壺春形瓶は同形品が龍泉窯製天竜寺青磁瓶にも見られるように、天龍寺青磁と初期の青花磁器とは密接な関係を器形の上に窺わせる。このように人物を主題としたものは、明代民窯の雲堂手と呼ばれる青花磁器において存続してゆく。
● 別角度画像 → 裏面底面上面拡大 ● 別角度画像 → 裏・側面底面拡大口縁

CB-100 CB-101

青花蓮池魚藻文壺

青花魚文筆山
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 12.5cm×横 11.5cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
鉄含有量の高いコバルト顔料を用い、草魚・鯉・ケツ魚などがしっかりした筆ゆきで表わされ、豊かな江南の湖沼の様子そのままに水藻や蓮が配される。蓋は葉脈が描かれ、荷葉形そのまま。魚は中国語の音で「ユ」で同音の「余」と通じるところから、食物が常に器に満ち余っているというめでたい有様を表現するものであるが、元時代の魚はそうした中国古来の慣習や形式をはるかに越えた描写と鮮烈な迫力に満ちている。食料を入れた実用器であろう。
元代は中国の焼物に関する一の大なる転換期である。即ち元代を契機として一方には古い宋代の窯芸は凋落し、他方にはこれと同時に新しき精神と技法とによる明清窯芸の一大潮流がこの時代を源として発足した。近時景徳鎮郊外窖蔵より出土。

参照 : CB-073
● 時代 : 明崇禎時代
● サイズ : 高さ 8.7cm×横 14cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
山々の形に作られ、勢いある筆で前後に大きく魚と花紋が描かれる古染付筆架。魚は余と音が通じることから良い意味を持っていたと考えられ、新石器時代の彩陶から吉祥文様として現代まで連続して用いられた。古染付では陶磁の文人趣味・中華趣味を反映して様々な文房具類、例えば硯・水滴・筆筒・紙鎮・墨床などが作られている。険しく奇異な峰のものを机上に置き想像に耽りながら遊覧の楽しむ意の品。

参照 : CQ-055CC-014
● 別角度画像 → 側面蓋部底面拡大 ● 別角度画像 → 裏・側面底面拡大

CB-098 CB-099

青花菊文碗

青花石榴文高脚杯
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 5.6cm×口径 11.7cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
ペルシャ方面からの良質コバルトでもって内面口縁下周囲に唐草文が、見込みには宝寿文が中心に一つ大きく周りに8個青料で描かれ、間は印花で菊唐草文が浮き出され、外側面は青料で菊唐草文が施される。純白の生地に青料が映え、気品ある清澄な作品に仕上がっており、元代影青の一典型として著名な「枢府磁」の向上した作品で、14世紀中期以前に属する。
景徳鎮における青花技法は、先ず唐宋以来盛行を見たいわゆる影青磁器の上に現れた。古様の青花の大部分が多少とも影青風を帯びている事実も遺例が示している(CB-038もそうした作品)。
元〜明代景徳鎮と龍泉とは繁栄を競ったが、明末に至って龍泉窯は滅び、以来景徳鎮窯の独り天下となった。

参照 : CB-080
● 時代 : 明万暦時代
● サイズ : 高さ 8.6cm×口径 7.3cm
● 価格 : \

碗胴面前後には3個と2個の、内底にも2個の石榴を折枝と共に釉裏紅で描く。高台内染付「呈文百吉」銘は明時代万暦銘。
石榴は前漢時代以前に西アジアより中国へ伝えられた。実の中にたくさんの種子が出来ることから多子の象徴とされ、又子孫繁栄の寓意文様として用いられた。釉裏紅は珍しい。

参照 : CB-036 、 CB-031 、 CB-008
● 別角度画像 → 内側底面拡大 ● 別角度画像 → 側面底面内底面銘部

CB-096 CB-097

青花鳳凰唐草文盒

青花三友寒文梅瓶
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 8cm×径 11.6cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
甲盛りとした蓋上面は菊唐草の間を鳳凰が飛翔。斜側面は菊唐草文を、身部は簡略化されたラマ式蓮弁文が描かれる。鉄含有量の高いコバルト顔料により「濃み」が表われ青料も濃く、元時代青花の魅力を横溢する。青花盒の遺品は稀少。
元は金と宋とを滅ぼして中国に君臨し、漢民族を支配するに至った。北宋の滅亡と共に金に占領された諸窯の陶工等は逃げて揚子江を渡り、主として景徳鎮方面に移住し後世此地繁栄の素因となった。

参照 : CB-046CB-024
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 17.5cm×横 10.8cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
三段に区割した胴の中央部に「歳寒三友」(松・竹・梅)文を主文様に配し、肩部には八宝、下部はラマ式蓮弁文と描く。ペルシャ方面から輸入された元青花磁の魅力である鉄分を多く含んだコバルト使用による「濃み」という濃淡も表われ、筆遣いの力感もあり小品乍ら格調高い魅力的な作品としている。宋代から盛んに作られ清朝まで続いた「梅瓶」の姿。
「三友図」は仏教・道教・儒教のいわゆる三教を表わしたものとも、文人の理想とする普遍性・適応性・忍耐性を表現したものといわれている。元時代以降、中国陶磁を通じて最も著しい変遷は他の諸窯を圧倒して景徳鎮が益々栄えた。
● 別角度画像 → 蓋部内側外側拡大 ● 別角度画像 → 側面底面拡大

CB-094 CB-095

青花花鳥文瓶

青花菊唐草文獣耳壺
● 時代 : 明時代万暦
● サイズ : 高さ 28cm×横 15,3cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
下膨れの胴と柑子形の口を持つ。六面を凹凸に削り込み、一段と形に力強さが表れている。胴腹には蓮花と舞う鷺を、柑子口首部から肩へと瓔珞文を装飾する。純白の生地に入念な青花の絵付けが清新な発色にあがり、器全体を軽快なものにしている。
「蒜頭」と呼ばれる柑子口瓶は万暦時代特に好まれた器形であって、「五彩蓮池水禽文柑子口瓶」を始めとする優品が知られる。
蓮と水鳥と魚は「連年有余」と呼び、中国において古代から豊かさを象徴した。蓮は泥中より出て清浄な花を開くことから、君子を象徴するもの。鷺と蓮には「一路連科」といい、科挙の試験に続いて合格する願いを込めた吉祥図柄である。
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 9cm×横 9.6cm
● 価格 : \ 問い合わせ

景徳鎮窯。
ゆったりと下膨れした形姿に左右鉄釉で眼を入れた獣環が貼花される。片面胴中央は2個、裏面は1個の菊唐草が繋がって主文様とする。首頸部は雷文、肩部は唐草文が描かれる。白い肌に美しく呉須が映える。薄作りで軽量。
インドネシア将来品であって、このような元染は香料との交換品として運ばれたと考えられている。かってこの種の小壺は宋青花・初期青花と呼ばれていたといい、青花の発生はいまだ未解決といえよう。

参照 CB-038CB-053
● 別角度画像 → 側面口部底面拡大 ● 別角度画像 → 裏・側面拡大底面

CB-091 CB-093

青花八宝文獣耳壺

青花如意頭文八角玉壺春瓶
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 9.5cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
全体を八面取りとし獅子面が両側に付けられ、胴の八面には八宝吉祥文を、空間全体を模様で埋め尽くしている。
八宝は玉・貨幣・稜形模様・展開稜形・磬・書籍・角・葉の八つ。薄造りで軽量。

参照 : CB-053
● 時代 : 元時代
● サイズ : 高さ 27.5cm×横 13.8cm
● 価格 : \

景徳鎮窯。
この種のラッキョウ形の瓶は玉壺春と呼ばれ、元時代に流行した器形の一つ。八角に面取りが施され、陵にかけて仰覆の如意頭文が描かれ、中は蓮と波涛文。横には草花文が装飾される。
鋭さが感じられる力強い筆法は元時代の青花に特有のものであり、旺盛な活気に溢れてもいる。うっすらと青色がかった白地の余白が一層品格の高いものにしている。呉須は美しいソマルトを用い、沈静なうちに明るい部分もある綺麗な染付である。軽量である。
近時景徳鎮郊外窯跡より元青花優品が多数出土したが、本品もその一つ。八面取りでない同図柄品がボストン美術館に収蔵されている。

参照 : CB-060
● 別角度画像 → 側面拡大底面 ● 別角度画像 → 後面口縁部底面拡大
元〜明の染付
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